リアルな描写が旅心をそそる

旅好きには欠かせない旅行記

「深夜特急」著者:沢木耕太郎
1986年の発行の旅行記ですが、いまだ、バックパッカーの間ではバイブル的な存在なのがこの本。
香港からインドへ、そしてイギリスまでを乗り合いバスを乗り継いでユーラシア大陸を横断する貧乏旅行の記録が、斬新な切り口や文章で語られています。
この本に影響を受けて、一人で海外を旅する人が増えたとか。
1986年 新潮社

「インパラの朝」著者:中村安希
26歳で単身、ユーラシア、アフリカ両大陸の47か国を2年の年月をかけて廻った記録をまとめた紀行文です。
入庫のために2度、結婚をしたり、もちろん危険な目にも。
しかし、女性であっても、冒険的に海外を巡る旅ができる、ということを証明した作品でもあります。
2009年 集英社

時にはこんな旅体験

「第一阿房列車」著者:内田百聞
小説家で随筆家。
独特な論旨でウィットにとんだ内容の随筆を多く残しました。
鉄道好きは有名で、「目の中に記者を入れて走らせてもいたくない」と語るほどで、その思いを形にしたものがこの「阿房列車」シリーズといえます。
どこか一か所に滞在することが目的ではなく、ひたすら列車に乗り続ける、という旅の記録です。
1952年 三笠書房

「日本奥地紀行」著者:イザベラ・バード
明治時代、イギリス人女性が東日本から北海道を約7か月かけて滞在して回った記録を記した旅行記です。
当時、外国人がこのような旅、ましてや奥地まで足を踏み入れることはまれで、客観的な視点からの状況分析には目を見張るものがあります。
中でも、アイヌの研究が本格的になる前であるにもかかわらず、詳細な記録を残していることからも評価が高い作品です。
1880年 平凡社(訳)